ロサンゼルス中心部にある歴史的な日本人街「リトルトーキョー」で27日に開かれたお披露目式には地元やドジャースの関係者、それに日系アメリカ人コミュニティーなどから200人以上が駆けつけました。
式典では絵を描き上げたアーティストのロバート・バルガスさんが「このプロジェクトは人々やさまざまな文化を一つにするための手段です」とあいさつしました。
その後、カウントダウンを合図に日系のホテルの壁一面を覆っていた幕が落とされると、ピッチャーとバッター、それぞれの大谷選手の姿と富士山が描かれた10階建ての建物に相当する大きさの作品があらわれました。
またAR=拡張現実と呼ばれる技術を活用した仕掛けも採用され、スマートフォンで専用のサイトを開いて壁画にカメラを向けると画面の中の壁画が動き出すようになっています。
訪れた人は「巨大で、生き生きとしていてすばらしいと思います」とか「大谷選手は日本のベーブ・ルースです。壁画はロサンゼルスの日系社会にふさわしいと思います」と話していました。
地元の商工団体のデイビッド・イケガミ会長は「私の家族はこの町に80年にわたって住んでいますが、こんなすばらしいことは初めてです。日系人コミュニティーは本拠地での開幕を楽しみにしています」と話していました。